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Apr 13 2006
Amsterdam〜Narita
 
      

 アムステルダム港

 

   
 ムント塔とシンゲル花市
   

 早朝、アムステルダムに入港、9時に下船して、午前中の観光後、空港へ向いました。

最初に寄ったのはアムステルダムの街のランドマークのひとつ、ムント塔そばの運河に連なって
常時繋留されている船の上のシンゲル花市です。
ムントとは「鋳貨する」という意味で、フランスに占領された17世紀の一時期にユトレヒトに代わって、
この塔で鋳貨したことから名付けられたのが塔名の由来だそうです。
シンゲル花市もチューリップ景気にわいた17世紀に始まったという古い歴史を持っています。
並べられたチューリップの球根の数はオランダならではですが、
花苗などの園芸植物には国境がなくなったようで、日本の園芸店と同じような品揃えとなっていました。

   

 
 
 次に寄ったのが木靴工房で、機械と手で素早く靴の形になっていくプロセスを見学しました。
乾燥すると防水、保温性に優れている木靴はヤナギの木で作られ、今でも農作業などに使われているそうです。
自宅用にちょっと心惹かれましたが、小さな庭では使い勝手が悪そうだと思い、
飾り物の木靴をひとつ買って帰りました。
 

 
 
 お昼頃、スキポール空港に到着。チェックインカウンターで、PCの故障、ランチ・タイムだから
別の列へ行って、などと何度か並び直しをさせられるアンラッキーはありながら、
重量オーバーに厳しいというKLMの検査を無事通過することが出来ました。
荷物の重量が厳しくなった裏には、荷物作業員の労働条件がからんでいるそうですが、
1kgオーバーでも引っ掛かることもあれば、5kg超過でもお目こぼしのこともあるというのですから、
運に任せるしかないという気分です。無論、超過しない荷造りがベストであるのは当然ですが・・・。

定刻の3時20分を少し過ぎて出発、14日の朝9時半過ぎに無事、成田に到着しました。

のんびりとした船旅という予想が外れ、何だか忙しかった旅だったという印象が残りましたが、
振り返ってみると、それだけ多くのものを見聞できたということで、
充実した旅であったとも言えると思います。
オランダ・ベルギーともに九州ほどの小さな国ですが、奥の深い魅力的な国々の一端に触れることが出来た
10日間のリバークルーズの旅でした。
 

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