朝食後、ズッペンの町を散歩しました。
13世紀後半に結成され、最盛期には200以上の都市が加盟していたといわれるハンザ同盟都市の一つである
ズッペンは、豊かな商人の街であった昔の面影をたっぷり残している街でした。
塩、魚、穀物、ビール、ワインなどの貿易船が北海、バルト海からスペインまでも往来していたそうです。
朝市には色とりどりのチューリップが目を引く花屋、八百屋、魚屋など主に生製品が並んでいました。
両手を上げてカメラにポーズをとっているのは、大きなオランダ・チーズを並べたお店のおにいさんでしょうか。
どこの町へ行っても、オランダの住宅は道路に面して白いレースで飾った大きな窓があり、
(小さな前庭を持つ家もありますが、塀のある家は全く見かけませんでした。)
道行く人の視線など気にしないかのように、そこを居間として使っていることが多いようでした。
日本を越える人口密度の国でありながら、町に広さやゆとりを感じるのは、
国土がほとんど平地であるということと共に、このような住宅構造にも一因があるように思われました。 |