昼食後、街を自由散策して、それぞれお土産などの買物の後、町外れのパーキング場所まで歩きました。
その途中にベギン会修道院がありました。
ベギン会の起源には、十字軍の遠征で残された女性達が生活を分かち合うために創ったもの、
リエージュの司祭が未婚女性や未亡人のために12世紀に設立したなど諸説あるようですが、
修道会に所属せず、俗世と接しながら敬虔な生活を営む女性の名称がベギンで、
彼女達が集団生活を営む共同体をベギン会と呼んだそうです。
フランドル地方に残る13のベギン会の建物が世界遺産に登録されています。
ブルージュのベギン会は1928年に最後のベギンが亡くなったあと、
ベネディクト会に買取られ、修道院として使われているそうです。
この修道院が撮影場所となった「尼僧物語」の主演女優オードリー・ヘップバーンは、
イギリス人の父とオランダ貴族の母のもとに1929年にブルュッセルで生まれ、少女時代の辛い戦争体験が、
ユニセフ親善大使として献身的に使命を果たした晩年につながっていったのだと言われています。
ブルージュが中世ヨーロッパの商業の中心だった時代の内港を仕切って出来たのが愛の湖です。
絵になる本当に美しい景色でした。
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