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北アフリカ地中海・古代遺跡探訪の旅
 

昨年10月に行った中央フランスの旅の終わり近くに、「今度はこれに行こうと思っているんですよ。」と
同行のTSさんから頂いたのが「北アフリカ地中海・古代遺跡探訪の旅」のパンフレットでした。
中仏の古都ブールジュのホテルで、砂漠地帯へ17日間の旅は無理だろうとパンフレットを眺めていたものですが・・・。

「旅行社の方に説明会を開いていただきますので、参加・不参加は別にして話を聞きにいらっしゃいませんか。」
というお誘いが届いて、TSさん宅にお邪魔させていただいたのが1月始めのことでした。
結局、TSさんの学友で去年シチリアにもご一緒したTOさん、YSさんの3人と私達夫婦の5人で
参加を決めたのは、それからさ程日を置かない頃だったと思います。
TSさんの作戦にはまったという説もありましたが、かっては古代ローマ帝国であったという国々への興味が、
塩野七生さんの愛読者として、段々募ってきたというのも参加を決めた大きな理由のひとつです。

4月10日の出発の日まで、それらの国の資料のこと、旅支度のことなど何度もメールが飛び交って、
私にとっては初めてのイスラム圏への旅が始まりました。
3人の方々とは1年前にシチリア・ツアーでお知り合いになったばかりですが、
Eメールという便利なツールのお陰で、まるで旧知のような感じがするのが不思議です。
大学で建築を専攻なさった3人の建築談義も旅の楽しみのひとつでした。


Apr 10 2005
Narita〜Cairo
   

今回のツアーはお1人参加の男性4名と(上記3人を含みます。)女性5名、私達1組だけの夫婦、
女性添乗員のHさんを合わせて12名というメンバーでした。
最高年齢が82歳の男性、70代が6名という年齢構成もさりながら、
片道2日間かかるという南米へ3回行った、前回行ったのはイエメン、パタゴニア・・・、
年に8〜9回の海外旅行、次は北極へ行く、などなど旅のつわものが揃っているのに驚かされました。
そういう方達と、私などやや軟弱系の?ヨーロッパ志向組が辛うじて出会うのが、
この北アフリカ、サハラ砂漠の北側のホワイト・アフリカ地域ということのようでした。

定刻を30分余り過ぎて、14時に成田を出発したトルコ航空は12時間半でイスタンブールに到着後、
3時間の待ち時間と2時間15分のフライト、カイロ空港に午前零時過ぎに到着しました。
空港で観光ビザを取得後、バスでカイロ近郊のギザのホテルに入ったのは午前2時。
そんな真夜中にかかわらず、ホテルの中は昼間の賑わいで、幼児の姿すらそこここに見え、
しかも朝食は朝の5時からOKとのこと。この光景は24時間の旅をして来たぼやけた頭にも
早々のカルチャーショックを与えてくれました。

   
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