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高知市            May14-20 2004

 


初代土佐藩主、山内一豊が1601年から10年かけて作った高知城は、
一度焼失した後、再建した1753年当時の姿をとどめているそうです。
3層6階の小振りな平山城が市内の町を見下ろしています。

 高知城の追手門前から東に1.3キロ、追手筋に640店余りがテントを連ねる日曜市は、
日にちを決めた「市立て」に端を発し、300年の歴史を持つといわれています。
ここは今や代表的な高知の観光スポットの一つとなっています。
 今回は日曜日が雨になってしまいましたので、写真は実家近くの火曜市の様子ですが、
農海産物、日用品、骨董品などなど何でも揃っている市は、見て歩くだけでも面白いものです。
小学校同級生の西村繁雄さんが、「にちよういち」(童心社)という絵本でその様子を細密に描いています。


 
よさこいそーらん節など全国各地で人気上昇中のよさこい踊りで、
「土佐の高知のはりまや橋で、坊さんかんざし買うを見た〜」と歌われるはりまや橋です。
全国三大つまらない名所に選ばれた左のコンクリート橋の汚名返上と?
平成5年に全国から募集したイメージで、江戸期のはりまや橋をすぐ近くに再現したというのが右側の橋。
こんなものを面白がる人はいませんが、無理やり観光写真のスポットにはなっています。


最近、路面電車は又見直されている交通手段のようですね。
南国の電車は派手な姿でのんびりと走っています。
左は高知出身のやなせさんに因んだあんぱんまん号で(あんぱんまんミュージアムもあります。)
右は「ごめん」と謝りながら?走る電車です。(漢字で書くと後免ですが。)


 
県の空の玄関口を高知龍馬空港と変えて、何が変わったのかしらと思っていたら、
このような標識や歴史案内板のようなものが市内各所に増えていました。
私の通園・通学路だった道が「龍馬を育てた道」・・・・。(道も育てる人を選ぶのですねぇ。)

 1704年に藩の許可を得た町民が、河川敷の竹やぶを開墾し石垣を築いて作った、
かっては築屋敷と呼ばれた鏡川沿いの通りに、龍馬が14〜19歳の頃修業した日野根道場があったそうです。
私がぼんやり歩いていた頃ともすっかり様子が変わっていますが、
この石垣は歴史を紡いでいるのかもしれません。




牧野植物園         May15 2004


新緑の牧野植物園へ寄って来ました。
時間の余裕がなく駆け足でしたが、訪れる度にわくわくしてしまう所です。
展示館では日本の植物画の歴史に大きな足跡を残したといわれる「五百城文哉(1863-1906)の植物画展」を
開催していました。この展覧会は7月17日〜8月29日まで相模原市立博物館でも開かれるそうです。
 花盛りのショウブやツツジよりも、やはり小さな花たちに目を引かれてしまいます。
ヨコグラというのは牧野さんの出身地近くの横倉山のことで、この字を冠した植物が数種あるようですね。  


未同定 ++ヨコグラノキ++
++シライトソウ++ ++オキナグサ++
++ベニバナヤマシャクヤク++ ++ガンゼキラン++

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