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新橋・浜離宮       Jan26 2003

 

1872年(明治5年)に開業した新橋停車場の駅舎の復元工事現場です。当時の写真や基礎石から寸法を割り出し、東日本鉄道財団が設計、建築しているもので、4月上旬に完成したら、汽笛一声新橋を〜♪の時代の基礎石やプラットホームを鉄道歴史展示室で見学することが出来るそうです。

  ビルの間を走るゆりかもめと汐留シオサイト工事現場です。2006年に街が完成するそうですが、新橋という地の利で、活気ある21世紀の超高層ビル街になるのでしょうか。写真をとった歩行者デッキ左側の電通四季劇場「海」では柿落としミュージカル‘マンマ・ミーア!’を上演していました。

 

浜離宮恩賜庭園から汐サイト方向を見た景色です。右端の電通本社ビルは、この方角からはガラスの曲線壁がユニークという程度の印象ですが、西側から見上げるとナイフのエッジのような姿をしていて驚かされます。建築界の最前線にいるフランスのジャン・ヌーベルのアイデアによるブーメラン型セラミックプリント・ガラス・ビルのイメージキーワードは‘クリスタル’で、周辺の環境と対話しながら融和していくのだとか。経済発展を終えた都市への、敬意あふれる、成熟した超高層の提案とも言われています。

  30数年振りの浜離宮庭園は、隅田川側に大きな水門が出来ていて、記憶の風景とは随分様子が違っていました。ヴェネツィアでも地盤沈下対策として、大掛かりな水門を作る案が浮上しているそうですが、生態系が崩れるという反対意見と水浸し生活との折り合いをどのようにつけるのでしょうか。葦の茂った潟の上に築かれた海の都の土台は、間隙なく打ち込まれた20cm角(又は丸)2〜5mの硬い材質の木の杭の上に、海水に強いイストリア半島産の石材を積んで作られているのだそうです。

 

園内の樋の口山からの東京湾の眺望。レインボーブリッジが見えています。水上バスに乗って、浅草、両国や臨海副都心方面へ行くのも面白そうですね。春のうら〜ら〜の隅田川♪の現代版風情を感じることができるかもしれません。

  勝どき方面の風景です。東京の西端の生活者には、築地、月島、晴海という地名だけで脱日常感覚を味わえる気がします。ここら辺りを散策するもの楽しそうです。

 

庚申堂鴨場の大のぞき、小のぞきという鴨猟施設です。奥の八角堂のような建物が大のぞき、手前の門のように見えているのが小のぞきです。

  小のぞきの裏側。鴨を水路に追い込んで、網で捕まえるシステムのようです。持ち帰ったパンフレットには説明が入っていませんので、シオサイト効果の入園者増加を見込んだ新しい建造物なのかもしれません。