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ムフィデさん宅 |
天井 |
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居室 |
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黒海から80kmほど内陸の山間の盆地にあるサフランボルの旧市街は、
オスマン時代の家並みが残っていることにより、1994年に世界文化遺産に登録されています。
サフランボルにはBC3000年頃から人が住んでいたそうですが、
11世紀末のセルジュク時代から黒海と地中海をつなぐシルクロードの要衝として発展、
14〜17世紀のオスマン時代に最盛期を迎えましたが、
19世紀の鉄道網の発展に取り残され、結果的に、繁栄当時の景観が残されることになったようです。
小学校の庭にバスを止め、歩いて町の中心にあるムフディさんのお宅へ行きました。
レモンの香りのするコロンヤ(オーデコロン)やチャイのおもてなしを受けながら、
150年前の民家を拝見させていただきました。
個人客なら宿泊も受け入れている様子で、室内はきれいに整えられていました。
窓からジンジ・ハマムやカズダー・ジャミイ、レストラン風の建物が見えました。
この日の宿泊ホテルは2か所に分かれるということで、部屋分けがくじ引きで決められました。
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HOTEL SELVILI T |
HOTEL SELVILI U |
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HOTEL SELVILI V |
HOTEL SWLVILIは建物を3つ持っているホテルで、私達夫婦はVに泊まることになりました。
倉庫や家畜小屋として使った 石造りの1階の上に、木材の骨組をのせ、石や土を詰めて壁にして、
1階より張り出した居住部分を作るというのがトルコの伝統的な建築法のようです。
イスラム建築でよく見られるパティオを持たず、出窓があって、外に開かれた構造が、
遊牧民であったトルコ民族の開放性を表していると言われています。
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ホテル・レセプション |
客室 |
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お風呂 |
2階ロビー |
私達の部屋は小さめのベッドが3つ入ったかわいい部屋でした。
部屋毎にタイプが違うということで、「‘地球の歩き方’に出ていたタンス型のお風呂があるわよ。」という
T夫妻の部屋他、ひとつふたつ部屋を見学させていただきましたが、
部屋の大きさが違うだけで、基本的には同じような調度品が並べられていたようです。
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歴史を伝える石畳 |
壁にサフランの絵 |
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アラスタ・バザール |
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5時過ぎにホテルに入り、7時の夕食まで時間がありましたので、町歩きに出掛けました。
石畳の坂を下り、ジンジ・ハマムのある町の中心、ガズダールオウル広場に出ると、
広場一角の壁に町名の由来となったサフランの絵が描かれていました。
ボルは沢山という意味で、サフランの集積地として発展した町の歴史がうかがわれます。
アラスタ・バザールは地元の人々、観光客で大変賑わっていました。
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帰り道にスルタンも好んだというトルコの伝統菓子ロクムをお土産に買いました。
ゆべしに似たコンスターチを使ったお菓子は日本人の口に合うようで、結構好評だったように思います。
ショーウィンドウに並んでいる瓶詰はもう1つの名物、バラのジャムですが、こちらは買って帰りませんでした。
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ホテルへ戻っていると、2階から外を見ていた子供達があっという間に道路へ降りてきて、
並んでポーズを取ってくれました。いかにも観光地の子供達ですね。
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