[ホーム] [目次] [P3]

 
Apr 11 2005
El Giza〜Alexandria 
 
 

24時間の旅の後の体内時計は狂ったままで、2時間毎に目が覚めたりしましたが、
6時過ぎに「ピラミッドが見えるよ。」という声に飛び起きて窓際へ行くと、飛び込んできたのが上の景色です。
4500年の昔が目の前にあるのですから、テンションは急上昇、一気に目が覚めてしました。
朝もやの中に幻想的に浮かび上がるピラミッドを見ていると、はるばる遠くまでやって来たという
旅の実感と喜びが湧き上がってきました。

   
 

昨日は長いフライトだったので、今日の出発は12時ということで、午前中はホテルの中を散歩したり、
お店を覗いたりしてゆっくりと過ごしました。「ホテル内のお店はホテルの経営という訳ではありません。」という
添乗員Hさんの示唆に富んだ?案内がありましたので、Just lookingと入ったお店では
「おはようございます。」「もうかりまっか。」「まぁまぁでんな。」と日本語で迎えられました。
トルコ石カラーのセラミック製スカラベは「ふんころがし」と教えてくれます。
お店の前で両替したエジプト紙幣は、よれよれで煮締めたような色をしていて、とても触りたくないという代物でした。
お金を触ったので手を洗いにいったら、またトイレ・チップを払わされて・・・とウェットティッシュを
取り出している人もいました。 日本人が清潔好き過ぎるのかもしれませんが、
これもカルチャーショックと言える出会いの一つでした。

 
   
 

12時にホテルロビーに集合した時、「予定ではピラミッドは写真ストップだけとなっていますが、
時間に余裕がありますので、ご希望の方が多いようでしたら入場して観光することも可能です。」というHさんの
提案がありましたが、エジプトが初めてというのは私達夫婦だけということで、入場観光は没となりました。
その代わり、「只でピラミッドを写して行こうという珍しいツアーですね。」と現地日本人ガイドのKさんに
冗談まじりにからかわれながら、お馴染みのスフィンクス前、カフラー王のピラミッドの下、
チャーチルもプレイを楽しんだのではというゴルフ場の3箇所で撮影タイムを取っていただきました。
「入場する振りをして話をしている間に写してくださいね。」とKさんの指示のもと、カフラー王ピラミッドの下で、
急いでシャッターを切ったカメラに入ったラクダ姿は警備中の警察官です。
エジプトでは観光警察官がバスに同乗して観光客を警備してくれることが多いようですが、
私達の旅行直前の7日にカイロの観光スポット、ハン・ハリーリで自爆テロが起きたようです。

ギザの3基のピラミッド中、最大のクフ王ピラミッドは底辺の1辺230m(4辺の最大差は20cm)、高さ147mで、
2500kgの石のブロックが250万個ほど使われているそうです。
10万人が従事して20年以上の年月を要したという建造物は
見る人を感動させずには置かないスケールです。
カフラー王のピラミッドの東500mの所にあるスフィンクスは頭部5m、高さ20m弱、胴体の全長の57mで、
採石後の岩山を利用して彫って作られたと考えられています。
3基中最小のメンカウラー王のピラミッドは底辺100m余り、高さ65mですが、
かってはピンクの花崗岩で被われて大変美しいものだったろうと言われています。
今なお続けられているピラミッド調査で見つかった内部空間にはシナイ半島の砂が詰まっていて、
古代エジプト時代の経済圏の見直しを迫られているそうですし、4500年の年月を経ても変わらず、
大いなる謎を投げかける人類の遺産群には、考古学者ならずとも好奇心をかきたてられるようです。

 

   
 

昼食後、バスでアレクサンドリアへ向かいました。(このサイトで一番人気の?お料理レポートは、
別に特集ページとしてまとめたいと思っています。・・・という程の情報が得られたかは自信なしですが。)

冬の雨水を地下に貯水し、ポンプアップをして緑化をしているというこの地帯は、
人の住む村や軍事施設のような建物が車窓に時々現われるものの、ほとんどが単調な砂漠道路で、
200kmも走っていると、「エジプトの9割は砂漠地帯、人口は7000万人で、石油と3年前に発見された天然ガスが
主な輸出品で、観光が石油と同額程度の国家収入となっています。」などというKさんの説明の声が
しばしば子守歌代わりをしてくれました。

アレクサンドリアに近付いた時に現われた昔のナイル川支流という湖の景色には目を奪われましたが、
ここはナポレオン戦争の時にイギリス軍によって海水を引き込まれてしまったそうで、
肥沃と言われるナイルデルタの西端に位置するものの農業などにはほとんど活用されていない様子でした。
有名なエジプト綿の産地はもっと東の方なのでしょうか。
(この辺りの事情は、Dr.Koguさんからゆっくりご教授いただけたら幸いです!)

 

   
 
夕方5時半頃到着したアレクサンドリアのホテルでは、カルカディというハイビスカスに似たさわやかな
ウェルカム・ドリンクに迎えられ、部屋からは地中海が望めて、なかなかの快適さでした。

夕食後、添乗員Hさんが近くのスーパーマーケットに案内して下さいましたが、強烈な匂い、雑然とした店内は
購買意欲をそそられないものでした。一部分、伝統的な食品などのコーナーは物珍しく、買い物ではなく、
シャッターをきりたくなる雰囲気でした。写真は粉屋さんです。
 

[目次] [P3]