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おしぼりとハイビスカス・ティーで迎えてくれたモヒト号は、
私達を待っていたように、10分後にはルクソールへ向けてエドフを出航しました。
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船室からの風景 |
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クルーズの醍醐味をたっぷりと味わう1日が始まりましたが、9時過ぎに部屋へ戻って、最初の仕事は・・・・。
実はホルス神殿でレリーフの写真をゆっくり撮っている中に集合時間に遅れそうになり、
小走りで馬車に戻っている途中、でこぼこした道に足を取られ、左足をひねってしまったのです。
腫れた足首に消炎剤を塗ってから、足を投げ出して外の景色をゆっくり観る場所を作ることから、
朝のクルーズが始まりました。
カメラと双眼鏡、本を側に置いて、持ってきたこぶ茶とおせんべいのティー・ブレイクを入れながら、
2時間半余り、変わって行くナイル河の風景を堪能して過ごしました。
7000年間エジプトの生活を支えて来た悠久のナイルの流れは見飽きることがありませんでした。
幸い、捻挫の方も歩くことに支障がでる程ではなく、ほっと一息・・・でした。
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11時40分過ぎにエスナの町に入り、アスワン−ルクソール間で唯一の水門を通過することになりましたので、
屋上デッキへ見物に行きました。
狭い水門に船を誘導する作業、カーペットを敷いて1人でお昼のお祈りを始めた作業員、
デッキ先頭で見物をする私達をビデオに撮る人(船のラウンジの一画で船内の様子を流していましたので、
CDディスクに入れて販売していたのかもしれません。)などをただのんびりと眺めた時間でした。
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左の写真から右地点までに要した時間が20分間、船の動きは本当にゆっくりでした。
気温27℃の中、1時間余り立ったままの背中に照りつける太陽が暑過ぎて、船が水門先端に到着した所で、
部屋に戻りましたが、ノックしてもドアーが開かなかったため、少し早目でしたが、レストランへ行きました。
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スタッフが待機するレストラン |
前菜コーナー |
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メイン・ディッシュ・コーナー |
生なつめやし・グァバ・柿・オレンジ・バナナ |
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1時過ぎ、船客が集まり始めた頃、水門を通過、窓の外がコンクリート壁から、河の景色に変わりました。
この水門は7mの水位があるそうです。
この日、牛と鶏の肉料理の中に初めて登場した鳩のグリルは少し野性味があって美味しかったですが、
写真を撮り忘れ、拝借した隣の方のプレートはシーフードが中心でした。
フレッシュなつめやし、グァバ、カラスウリのような形の柿など珍しい果物が並んでいましたが、
美味しさは今一つのようでした。
昼食後は昨夜のガラベーヤを船内ショップへ返しに行って、数人のツアーメイトと買物を楽しみ、
私は孫達にハロウィン・パーティ用?のガラベーヤと大人用のTシャツを数枚買いました。
エジプシャン・ポーズ?
提示されたドル価格をわざと「ポンドで?」などとサポートのT添乗員さんが店員さんをからかったり、
狭い店内でサイズ探しなどてんやわんやしながら、各自、納得のものを手頃価格で手に入れた様子でした。
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サッカーをする子供達 |
さとうきび畑 |
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4時から屋上デッキでお茶のサービスが始まりました。
コーヒーとクッキーをいただきながら、丸く椅子を並べて、ツアー・メイトとおしゃべりに興じていると、
まもなくルクソールの街が見えてきました。
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ルクソール西岸 |
ルクソール東岸 |
いよいよルクソール・・・!と少しハイテンションで写真を撮っていて、又もや、足を捻ってしまいましたが、
そんなことには構っていられない?景色でした。
希望者は下船して、T添乗員さんがルクソール博物館へ案内して下さることになりましたが、
ポンドの手持ちがなく、思案していると、沢山両替されたというNさんが円と交換して下さいました。
入館料は80ポンドと日本並み価格で、エジプトでは物価に比して、この種の料金が高いと思いました。
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ルクソール博物館 |
1975年開館のルクソール博物館はほど良い規模で、展示法も工夫されていて、
ルクソールの神殿や墓から発掘された第18王朝の出土品を中心とした展示品をゆっくり鑑賞することが出来ました。
持って来ていた履き替え用の靴が足首をうまく包み込んでくれ、1時間余り問題なく歩くことも出来て、
満ち足りた気分で部屋へ戻ると、「ゆっくりしたいから」と博物館をパスした夫が、
「鍵がなかったから夕日を見に外へ出ることも出来なかった」と不機嫌な顔で待っていました。
昼間は私が部屋へ戻れず、カードキーが一枚しか渡されないのが不便なモヒト号でした。
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