8世紀に創立、11世紀末に現在のロマネスク建築になったといわれる教会です。 ゴシック期のステンドグラスのテーマとして多く使われた‘エッサイの樹’が、 ロマネスク期のフレスコ画に使われているのが珍しく、貴重だと言われています。 小さな教会ですので、右側写真の柱頭彫刻に見られる渦巻文様のケルト文化や、 ビザンチン、オリエントの影響を受けたと思われる彫刻、フレスコ画を間近かに見ることができました。
ヴァンドーム伯、イギリス王ヘンリー2世などが城主だった11世紀創建の廃墟のような城砦や、 ル・ロワール川にかかる12世紀の石橋、15〜16世紀の家並みなどを見ながら村の中を散策しました。 あいにくの雨模様になってしまいましたが、そういう風情がとても似合う村でした。 と言っては負け惜しみになってしまいそうですね。ほとんど人にも出会いませんでしたので、 少し寂しい印象を受けたのも事実です。晴れの日やハイシーズンにはもっと生き生きとした印象を受けることでしょう。
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