これも同じ教会のものですが、正面で三賢人が黄金、没薬、乳香を聖母子に捧げている側面には、
イエスの父ヨセフが一人ぽつねんと座っている姿が彫られています。
何故だか訳が分からないけどお父さんになってしまったよ、と浮かない顔をしていると読んでは、
クリスチャンの方に叱られてしまうかもしれませんが、どう見ても喜びの表情には見えません。
でも、大丈夫。次の柱にはエジプトへ逃避する聖母子を乗せたロバをしっかりとした足取りで
曳いているヨセフの姿が彫られています。(やれやれ家庭安泰です。)
このようなロマネスクの世界に興味を惹かれ、<フランスの田舎とロマネスク>という
11日間のツアーに参加することにしました。
(実は本命のトルコ・ツアーの人数が足りず、不催行になった為の選択でもあったのですが。) |