昼食後、サルラに戻り、街の中をファビオさんのガイドで歩きました。
ベネディクト派が修道院を建てた9世紀から発展したこの街は、中世には商業都市として大変繁栄したそうですが、
100年戦争で荒廃し、その後の修復に数世紀を要したため、中世の建物の上に、ルネッサンスやバロック様式を
重ねた建物が多く見られます。ドゴール時代の文化相アンドレ・マルローが制定した
旧市街保護法「マルロー法」の適用を受けた(1964年)最初の街としても有名です。
下段の真中がサルラの代表的なルネッサンス様式の建物で、モンテニューの友人でフランス文学の
先駆者といわれるラ・ボエシの生家、右側は1995年にこの街出身のデザイナー、ジャン・ヌーヴェルが、
革命で破壊された旧サント・マリー教会に金属製の扉を取りつけられたもので、
また街に新しい様式が加わった傑作との評価を受けているものです。現在は内部が市場として使われています。
ガチョウの看板のお店やガチョウ広場がフォワグラの名産地らしい趣きでした。 |