続いて向かったのが、世界初の灯台と言われ、「世界七不思議」の一つに数えられるファロスの灯台跡、
15世紀にマルムーク朝スルタンのカイト・ベイによって要塞として立て替えられた建物です。
1990年代半ばにGPSなど最新技術を駆使したフランスの海底考古学チームによって、近くの海底に、
灯台の一部と1600年ほど前の大地震で沈んだクレオパトラの宮殿跡が確認されたそうです。
海底の宮殿跡が21世紀の‘ポンペイ’として、海底観光ツアーの目玉になるのも夢物語ではないようです。
右側はローマ皇帝ディオクレティアヌスの命で建てたセラピス神殿の付属図書館の跡と言われています。
異教徒の神殿として、391年にキリスト教徒によって破壊される前には400本の柱があったそうですが、
現在は‘Pompey's Pillar’と呼ばれる高さ27mの花崗岩の柱が1本だけ残っています。
何故この柱が1本だけ残されたのか、ポンペイウスの柱と呼ぶ名前の由来などには諸説あるようです。
両側のスフィンクスは、別の場所にあったプトレマイオス期のものを後年になって設置したものとか。
ラクダに乗ったり、ヤシの小屋?の中で警備する警察官の姿が何ともエジプト!という感じです。
観光バスに乗って街中を走っていると、彼らは手を振ったり、投げキスまでしてくれ、
そんなことで大丈夫?とちょっと心配までしてしまいました。 |