リビアは東部のキレナイカ、西部のトリポタニア、南部の砂漠地帯フェザーンと大きく三つの地方に分けられ、
人口の大半が地中海沿岸の平野部に住んでいるそうです。
トゥブルグを出て、砂漠の中にたまに現われる検問所を通り抜けながら、地中海沿いに西へ進むと、
緑の山(Al Jabal Al Akhdal)と呼ばれるキレナイカ(Cyreneに由来)地方の緑豊かな丘陵地帯が広がってきます。
イチジク、レモン、オレンジ、リンゴ、スイカなど果物の豊かな産地といわれるこの辺りは、
ここがアフリカであることを忘れてしまうような風景でした。
1時過ぎに台地の石灰岩盤を利用して作った洞窟レストラン‘CAVE’に到着。リビアは禁酒国ですから、
数名はノン・アルコール・ビールをお伴にしてのランチでした。レストランの周りには、リンゴの花や
ケシ、アザミ、ボリジ、知らない小花が沢山咲いていて、わくわくしてしまいましたが、
名前の同定などという野暮はアフリカには向きませんので(?)そっと咲かせておくことに致しましょう。 |