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Apr 18 2005
Gadamis〜Nalut〜Tripoli
 
   

8時にホテルを出発し、また来た道を600kmひた走り、トリポリまで戻りました。
ガイドのアブドゥールさんによると、国連の経済制裁時に中断していたガダミスの空港が、
今年10月に開港するかもしれないとのことですが、飛行機で楽に来られるようになったガダミスの変貌は
想像に難くない気がします。単調に見えながら、地形や土の色の変化、小さなワディ沿いに続くグリーン・ベルト、
ラクダやヒツジの群れなど、いろんな顔を見せる砂漠を車窓から眺めながら、
この砂漠体験あってのガダミスだと思われてなりませんでした。

   
 

来た時と同じナルートのホテルでお昼ご飯を食べました。町に近付くと、店の前や道路に座っている男の人の姿を
多く見かけるようになります。一人だったり、数人で話し込んでいたりですが、
これはアラブの国の特徴といってもよい、とても不思議な光景だと思われました。


 
ホテルからみたトリポリの街                   -TO-
マルクス・アウレリウス凱旋門 グルジ・モスクのイマム(指導者)の階段
フランス通り スーク入口
 

4時半にトリポリのホテルに到着。バスは、明日の朝次のツアー客を迎えるために、このままベンガジまで
1000km以上走るというのには驚きました。砂漠の民は目盛の違う距離スケールを持っているのかもしれません。

5時過ぎから2時間程、H添乗員さんやアブドゥールさんと一緒に希望者でトリポリの街へ散策に出掛けました。
トリポリ市民にとって善政を行なったということで、市民によって作られたというアウレリウス帝の凱旋門や、
1000年前のファティミッシュ時代に建てられた装飾豊かなグルジ・モスクを見てから、
スークの中を歩きました。明日がムハンマド(マホメット)の誕生日ということで、爆竹が鳴ったり、
飾り物をしていたり、お祝前夜といった様子も覗えました。
トリポリはリビアの首都、120万人の都市ですから、ホテルはヨーロッパ並みの設備を持っていました。
ホテルに関しては、旅行前に聞いていた難所を越えたという所です。


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