昨秋の終わり頃、「イスラムの遺産を訪ねて モロッコからジブラルタル渡峡 スペイン・アンダルシアの旅」という
パンフレットが旅行社から送られて来て一読した途端、すっかり旅心をそそられてしまいました。
モロッコ、ジブラルタル、アンダルシア・・・・・何とエキゾチックな魅力を湛えた響きでしょう!
これは行ってみる他はない、ということで早速見聞して参りました。
「スペインとモロッコの間に位置するジブラルタル海峡はイスラム文化とキリスト文化の接点として、
文明の発展において重要な役割を果たしてきました。ヨーロッパ文化が花開く以前は
医学、天文学、数学等はイスラム文化よりイベリア半島を経由してヨーロッパへ、
またレコンキスタによるグラナダ陥落後のイスラムの終焉もジブラルタルでした。」とパンフレットが謳う、
カサブランカからグラナダまでの「イスラムの遺産」の小さな旅物語を綴ってみたいと思います。
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