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東トルコと黒海沿岸物語

ここ数年来、年に2回程、海外旅行に出るのが習慣になっていますが、
今年後半の旅は日程表を眺め、8月下旬から9月にかけてと時期を先に決めてから
行先を探すということになりました。
暑い夏なら思い切ってアドベンチャー系もいいかもしれないと浮上したのが、
2年前の秋に申し込んだものの人数不足で催行されなかったトルコでした。
その時は西トルコへ行く予定だったのですが、地図を眺めている中に、
夏なら山の多い東が面白いのではないか、西は季節の良い時に行く方が良さそうだと思い、
「東トルコと黒海沿岸物語」というE旅行社のツアーに参加することに決めました。

アジア大陸の西端に位置し、地理的にも歴史的にも西洋と東洋が入り組んだトルコ共和国、
東と南側はイラン、イラク、シリア等と国境を接していて、アドベンチャーでは済まされない気配がありますし、
国土面積が日本の2.1倍のトルコのこと、東半分だけで日本と同じくらいの広さで、
つまりは15日間で日本を縦断する、というのが今回のツアーのイメージです。
パワフル、タフという声をお餞別に、地中海沿いの東端に近い町アダナから、
時計と反対回りに黒海に出て、そしてイスタンブールまで総走行距離4263kmというバス旅となりました。
バスの乗車時間総計68時間40分、撮った写真は2200枚近く・・・など記録づくめの旅で、
確かにタフではありましたが、堪能した東アナトリアを振り返りながら、旅を味わい直したいと思います。
 

22 Aug 2007
Narita〜Istanbul〜Adana

記録的な暑さが続く東京を脱出して、それ以上の暑さが待っているかもしれない東トルコへと出発しました。
8時頃家を出て、京成スカイライナーで成田空港第1ターミナルへ10時半に到着、
集合場所で1人参加の男性5名、女性7名、私達を含め2組の夫婦というツアー仲間と顔合わせをしました。
50代から80歳までの方々と添乗歴2年目のフレッシュなO添乗員さんを合わせて17名のメンバーです。

トルコ航空051便はほぼ定刻通りの1時過ぎに離陸しました。
機内は満席で、あいにく内側の席になってしまいましたので、新聞、機内誌に目を通した後は、
隣席の同じツアーのご夫婦と旅歴などの話をしたり、持参の本を読んだり、眠ったりして、
ぼんやり時間をつぶしている中に、それ程の苦もなく12時間が過ぎていきました。
トルコ航空の食事には際立った特徴はありませんが、
アイマスクや歯ブラシ・靴下などのアメニティ・グッズやスリッパを配るのは最近では珍しいと思いました。



イスタンブール空港で3時間余りの乗り継ぎ時間を過ごした後、現地時間22時35分にアダナへ向いました。
搭乗の列に並ぼうとした時、「どうぞ、どうぞ」と列を譲ってくれる声がするので、振り向くと、
ちょっと小柄な西洋風の女性が「私は皆様と15日間ご一緒するガイドです。」と自己紹介をしてくれました。

1時間ちょっとでアダナ空港に到着。つい2日前に那覇空港で事故を起こした中華航空の機種と同じ
ボーイング737−800型機から降り立ち、ほっとした時の写真を記念掲載?しました。
日付が変わろうという時間にもかかわらず、空港内の免税店には煌々と明かりがついていました。



0時20分にホテルに到着。ホテルの周りのお店もまだ飲食をする人達で賑わっていました。
入浴、翌日の支度が終わったのが1時半、日本では朝の7時半で、いつものことながら長い長い1日でしたが、
設備などが劣ると聞き、覚悟をしていたホテルが申し分ないきれいさで、気持よく休むことが出来ました。
因みに成田35.9℃、イスタンブール32℃、アダナ32℃というのがO添乗員さんのこの日の記録です。
 

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