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2025・11・1
品川~名古屋~名張~曽爾高原~桜井

例年より早く、5月22日に梅雨入りした今年の梅雨前線は活動が弱く、
降雨量が少ないまま6月28には開けてしまい、年々記録を更新し続ける長い猛暑の夏を過ごすことになりました。
そんな中、秋の楽しみとして選んだのが「大台ケ原ハイキングと黄金の曽爾(そに)高原の旅」でした。
9月になっても猛暑が続いた後、10月は雨が多く、四季ではなく、二季の国になった・・・とぼやいている中に、
奈良奥地への旅の11月を迎えました。

品川駅 のぞみ23号

3連休初日にあたった11月1日(土)の品川駅は予想通りにごった返していましたが、
それよりも驚かされたのは数分毎に発着する「のぞみ」の本数の多さでした。
全ての列車がほぼ満席であることにも驚きながら、旅行社から事前送付されたチケットで4号車に乗車、
待機してくださっていた I 添乗員さんから書類やイヤホンガイドを受取りました。

大山 富士山
富士山

曇りがちのお天気でしたが、冠雪の富士山にも出会え、幸先のよさを感じた車窓でした。

 

名古屋まで1時間半の「のぞみ23号」車内で品川駅で調達した軽めのランチを済ませ、
11時48分に名古屋に降り立ち、6名+名古屋合流4名+ I 添乗員さんの11名で近鉄名古屋線に乗り換えました。
その時に駅売店でおやつ用に購入した「餅のどら焼き」は渋谷の老舗のもので、
お土産には産地確認も必要であることが分かりました。

近鉄観光特急「しまかぜ」

1本前に発車した「しまかぜ」を‘撮り鉄’した後、12時30分に大阪行き近鉄特急に乗車、
私にとっては初乗り路線で1時間半ほどの車窓風景を楽しみました。


名張駅
青蓮寺ダム
香落渓 奈良県境を通過

2時前に名張駅に到着、大阪から1名合流され、11名+ I 添乗員さんの12名で奈良奥地旅が始まりました。
青蓮寺ダム、香落渓、忍者修行の里・赤目四十八滝など、バスガイドさんの話に耳を傾けながら、
三重県内は青蓮寺川、奈良県では曽爾川と名称を変える川に沿った1.5車線の県道名張曽爾線を、
対面待機したり、譲り合いながらバスは南下、2時40分過ぎに曽爾村に入りました。

  

大和で最古と考えられている縄文遺跡がある曽爾村は、
古事記下巻のオホサザキ(16代仁徳天皇)の条にはハヤブサワケとメドリの逃避行の終焉の地として登場、
伊勢本街道の要衝としても発展した長い歴史を持つ村です。

フランスの田舎町がその土地ならではの歴史的・文化的遺産や美しい景観を守るために立ち上がり、
独自の基準を設けてブランド化を図り、1982年に始めた「フランスの最も美しい村」運動に共感し、
日本でも北海道の美瑛町、赤井川村、大蔵村(山形県)、上勝町(徳島県)、本匠村(大分県、現・佐伯市)、
南小国町(熊本県)、星野村(福岡県、現・八女市)の7つの町村を発起人として
NPO法人「日本で最も美しい村」連合が2005年に発足し、
独自の歴史・文化を持ち、美しい景観・環境を守る曽爾村も2009年に加盟が承認されました。
「日本で最も美しい村」連合には現在、北海道から沖縄の61の町村、地域が加盟しているようです。

曽爾高原ファームガーデン 曽爾高原麦の館

3時過ぎに曽爾高原ガーデンファームに到着、お手洗い休憩&時間調整タイムが取られた後、
曽爾高原へ向かったバスは、程なく3連休初日の車の大渋滞にはまってしまい、
大型バスは駐車禁止の高原入口まで運んでもらう予定が変更され、
高低差100mの車道上り坂を20分ほど歩くことになり、
バスガイドさんが早足で上る後をしんがりでやっとこさ上るという情けない羽目となりました。

秋景色の曽爾高原

それでもその先には期待通りの素晴らしいススキ高原が広がっていて、
気分は一気に好転、美しい景色を堪能することが出来ました。
(その時、デジカメの画面が暗くなる不調が起き、記憶に刻まれた色彩を再現できないことが残念!)


亀山峠までの又も高低差100mほどの上り路は途中で諦めましたが、
振り返ると倶留尊山(くろそやま)の麓に広がる雄大な曽爾高原の全容や西側に屹立する国の天然記念物の
兜岳や鎧岳の山容を遠望でき、大自然に包まれた気持ちの良い時間を過ごすことが出来ました。

亀山峠登山路 東の空に月

  
アザミsp.                     アキノキリンソウ              テンナンショウsp.

 毎年2~3月に山焼きを行ってススキを保全しているという草原周辺に、
咲き残りの花や実を数種見つけることが出来ました。



いつも見られるとは限らない夕映えのススキに出会えたことは幸運の一語で、
幸せな時間をゆっくりと堪能したひと時となりました。


お亀池 山灯り(やまあかり) -朝日新聞掲載写真-


曽爾高原の中央に位置するお亀池は火山の火口という一説もありますが、周囲に噴火による火山灰の堆積が見られず、
地質学的には雨水と亀山からの僅かな伏流水が貯えられた特殊な浸食であると考えられ、
大蛇伝説など数多くの伝説を残しています。

右側の写真は帰京した11月4日の朝日新聞夕刊記事に使われていた写真で、
老朽化で中止した燈籠の整備費や維持費をクラウドファンディングや企業版ふるさと納税活用で捻出、
電気設備などを更新して3年振りに復活したお亀池散策路「山灯り」の光景です。

日暮れが迫った5時過ぎにガイドさんと運転手さんの携帯電話がつながらず、連絡を取り合えないまま、
東海自然歩道を下り始めてまもなく、上りの車渋滞にはまっているバスと出会い、
下りの車がほとんど通らないことを幸いに何度も切り返して、
2車線道路をUターンさせたバスに乗って、宿泊地の桜井へ向かいました。
その時は「こんな時間からススキを見に行っても仕方がないでしょうに」と話していましたが、
この夜景写真を見て(夜9時まで点灯)、人気の程が分かりました。

桜井までの車内でガイドさんから、山田や安倍という姓の発祥地などという歴史に関わる話も聞きましたが、
外は都会ではほとんど見かけなくなった暗闇に包まれ、
町や村の様子を見ることは出来ませんでした。


6時半頃、ホテル奈良さくらいの郷に到着、部屋で一息入れた後、7時から夕食をいただきました。

  

  

地元産の素材を取り入れた美味しく、見た目もおしゃれな夕食を味わった後、
(メインはイサキのポワレと霧島和牛のサーロインステーキ)
参加者の簡単な自己紹介タイムが取られ、和やかな雰囲気の中、旅の初日が暮れていきました。


                       *1日目歩数(スマホ計測):11513歩


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